SUVブームが続く中で、独自のAWD(4WD)性能と高い安全性を誇るスバル「XV」は、安定した人気を維持しています。
今回は、最新のオークションデータ(2025年10月第3週)をもとに、XVの相場傾向や人気グレード、今後の見通しを解説します。

目次
平均落札価格の目安
最新のオークションでは、落札価格はおおむね80万円〜250万円前後の範囲で推移しています。
グレードや年式によって大きく差がありますが、おおよその傾向は以下の通りです。
| 年式 | 型式 | 主なグレード | 相場目安 |
|---|---|---|---|
| 令和6年式(2024年) | GT3 | ||
| 令和4〜5年式(2022〜2023年) | GT3 | ||
| 平成30〜令和元年式(2018〜2019年) | GT7 | ||
| 平成29年式(2017年)以前 | GT7 |
※走行距離・内外装評価によって上下します。
グレード別人気傾向
XVは主に「2.0L」と「1.6L」モデルの2系統があります。
- 2.0i-S アイサイト系(GT7型) → 高出力+アイサイト搭載で人気が高く、特に「S」グレードは上級装備が充実。 → 2018〜2020年式でも100万円台半ばを維持。
- 1.6i-L アイサイト(GT3型) → 価格が手ごろで流通量も多く、近年は200万円前後で安定。 → 初心者や街乗り中心のユーザーに人気。
- 特別仕様「B-セレクション」系 → 内装・外装の質感アップで、同年式でも+10〜20万円高い傾向。
装備・状態による価格差
相場を見ると、同年式でも以下の条件で価格差が生じています。
- サンルーフ付き/ナビ・本革シート装備車 → 約+10〜20万円
- 内外装評価「A〜B」ランク → 高値安定
- 10万km超 or 評価「C」ランク → 100万円以下も多い
スバル車はメカ的に丈夫な印象があるため、走行距離よりも内外装の状態で価格が変わる傾向が見られます。
今後の相場見通し
XVは次期モデル(クロストレック)への移行が進んでおり、旧型(GT系)は徐々に価格下落傾向。
ただし、スバル独自の水平対向エンジン+AWD性能を求める層からの支持が根強く、2.0i-S系の上位グレードは相場が安定しています。
2025年内は、1.6Lモデルが170万円前後を下回る可能性がありますが、
2.0Lモデルは底値が120万円程度で下げ止まる見込みです。
まとめ
- XVの相場は 約80〜250万円
- 人気は「2.0i-S アイサイト」「1.6i-L アイサイト」
- 高年式・上級装備車は依然として強気の価格
- 今後は1.6Lモデル中心に値下がり傾向
スバルXVは、走りの安定感と安全性を両立した万能SUV。
中古で購入するなら、走行距離6万km以内・アイサイト付き・評価B以上の車両を目安に探すと、長く安心して乗れる一台に出会えるでしょう。
